高濃度ビタミンC点滴によるがん治療、およびその歴史 | 高濃度ビタミンC点滴 | 教えて看護婦さん美容医療の教科書
身体の酸化を防ぐ高濃度ビタミンC点滴ですが、その血中濃度によっては抗がん剤としての作用で、がん治療にも利用されています。その作用を説明しましょう。
高濃度ビタミンC点滴の歴史
ビタミンCはもともと癌に良いと言われていましたが、これはビタミンCが免疫力を高めると考えられてたからとされています。約30年前、二度のノーベル賞に輝いた科学者のライナス・ポーリング博士やエヴァン・キャメロン医師らによってビタミンCが癌患者の予後を改善するという医学論文が発表されています。
005年にアメリカの国立衛生研究所(NIH)、国立ガンセンター(NCI)、食品薬品局(FDA)の研究者が共同で高濃度ビタミンC点滴療法が癌の化学療法剤として有用である可能性があるという論文をアメリカ科学アカデミー紀要(PNAS)に発表しました。続いて2006年3月にやはりアメリカの国立衛生研究所(NIH)、国立ガンセンター(NCI)や大学の研究者らが過去に高濃度ビタミンC療法が明らかに有効であったという症例を、NIHの基準で見直し、カナダ医師会雑誌に発表し、約30年の空白を経て再認識されました。
身体の組織の酸化を防ぎ、老化を防ぐ事につながる高濃度ビタミンC点滴ですが、その薬効は血中濃度の上昇により、感染症やウィルスに対する効果が発表されており、350~400mg/dlを超える濃度になると、抗がん剤としての効果が発表されています。
欧米では、現在、科学的に根拠のある様々な点滴療法が代替統合医療やアンチエイジング医療の現場で広く行われています。高濃度ビタミンC点滴療法は、米国国立衛生研究所(NIH)や国立癌研究所(NCI)が注目し、カンザス大学やジェファーソン大学では卵巣がん、子宮がん、悪性リンパ腫の患者に対しての臨床研究が進められています。キレーション療法は米国で年間100万件以上実施され、高濃度ビタミンC点滴療法は1万人以上の医師が癌治療に採用しています。
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