~高濃度ビタミンC点滴を行なう上での注意事項~

高濃度ビタミンC点滴における注意点は、25gを大きく超える点滴をする場合に必須である溶血に対する検査になります。

治療についての注意事項

本治療法の副作用は非常に少ないと言われています。血管穿刺部位の痛み、頭痛、吐き気などの症状が起きることがありますが、点滴速度を緩徐にすることで多くは解決されます。また、稀ながら尿管結石、腎機能障害の報告があります。また、メソトレキセートなどの尿のPHに伴い析出する可能性のある抗がん剤との併用においては、尿の酸性化による影響で尿細管障害が起こる可能性があるため、当院では併用される基本的な治療に合わせて、個別に投与のタイミングを調整しています。

溶血に対する検査

濃度ビタミンC点滴療法は、赤血球膜のグルコース-6-リン酸脱水素酵素が低下するG6PD異常症の患者では、重症溶血発作を起こすことがあるので禁忌です。このため欧米では高濃度ビタミンC点滴療法を実施する時は必ずG6PD活性を測定しています。(G6PD:グルコース-6-リン酸脱水素酵素)

正常値:5.2~11.5 IU/g Hbとなっており、2.0IU/g Hb以下の場合は重症溶血発作を生じる危険性があります。

G6PDの完全欠損は稀であり、様々なレベルのG6PDの低下があります。年間3,000件の高濃度ビタミンC点滴療法を行っているThe Center for Improvement of Human FunctioningのJames Jackson先生によると、過去4例のG6PD異常症があったとされ、これまでの溶血の海外報告は25g以上で起きているとされています。

ただし、発熱やエリスロマイシンなどの抗生剤との併用で溶血が起きやすい条件になる可能性はあるとされています。当院では25g以上の高濃度ビタミンC点滴を行なう際は、G6PD活性測定を行なっています。結果は2~3日で判明し、土日夜間も検査が出来ますのでご相談ください。

 
 
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