ガミースマイル・目のくぼみ|輪郭の悩み|教えて看護婦さん美容医療の教科書

ガミースマイル

笑顔を作ったときに歯茎が出てしまうケースに対して、ボトックス注射が有効である場合が多く、ガミースマイルに対する注入方法について、ここで簡単に説明します。

笑顔を作った際に口角を上げる筋肉や唇そのものを上昇させる筋肉の緊張を緩めることによって、歯茎の露出が改善されます。主に上唇鼻翼挙筋に少量注射をします。ちょうど、鼻のワキにあたる場所で、それでも効かない場合は上唇挙筋という口角と鼻翼の中間当たりに追加注入します。

ガミースマイルに関しては、歯茎の出方に個人差が大きく、またボトックス注射の部位も表情に応じて調整する必要があります。注入に慣れた主治医を選ぶのも当然ですが、自分が希望する表情になるために注入量を調整していく事が大事になります。
この際のボトックス注入量を主治医が把握していれば、再度注入する際に同じ効果を得られる量を選んでもらう事が出来ます。

注入量によっては、御飯が食べにくくなったりしますので、効かせ方は主治医の先生と相談の上が望ましいです。一度、注入量が決まると、あとは前回同様に注入するだけで同様な効き方を維持する事が出来ます。

眼の上瞼のくぼみ

急激な体重減少や、加齢による皮膚の老化によって眼窩脂肪の減少が起こると、眼が落ち込んだように見える場合があります。
この様な場合、眼窩脂肪への内出血は失明の恐れがあるので注意を要しますが、眼輪筋の上の層に局所麻酔の上で柔らかいヒアルロン酸を注入する事が有効な場合があります。メリットは簡単なことでしょうか。

ただ、眼瞼下垂が併発していて、挙筋が後退していると、その上の眼窩脂肪も後退してしまいます。
結果、瞼が凹むという状態になります。この様な場合は、挙筋前転手術となります。眼瞼下垂は保険適応になりますので、美容のヒアルロン酸注入をする前に、まずは手術をしている医療機関を訪ねるほうが先です。

眼瞼下垂かどうかわからない場合は、近くの形成外科を受診して診察してもらってください。片側が下垂していると思っても、実は両方の瞼を一生懸命挙げている場合が多いので、両方の眼を手術しなければいけない場合が多いのです。

 
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