部分ヤセ 足のムクミ｜ダイエット｜教えて看護婦さん美容医療の教科書

部分ヤセは、主に脂肪を溶かして吸収させる脂肪融解注射をご存知の方も多いと思います。脂肪融解注射は、大豆レシチンから作られたフォスファチジルコリンを皮下脂肪に細いハリで注射することで、脂肪量を減らします。フォスファチジルコリンは醤油レシチンより抽出されるもので、コレステロールを減らし代謝機能を増強し、肝臓および細胞の代謝機能を高めることが医学的にも証明されています。

通常、3～4回目の注射の後に効果が出てきますが、脂肪吸引手術の痩身効果と比較すると、4回の注射で脂肪吸引手術の約70%程度と言われています。もちろん脂肪が全て溶解してしまうのではなく、脂肪吸引術が脂肪細胞の個数を減らしてゆくのに対して、脂肪溶解注射では1 つ1 つの脂肪細胞を小さくしてゆきます。更に効果がある場合にはセルライトも目立たなくなります。体重が5キロ以上増加しない場合は、リバウンドの心配も無いと報告されています。

どうやって注射するの？

10cm四方の面積あたり15～25ヶ所ほど注射します。施術を受ける方の希望の場所やその場所の状態にあうように薬をカクテルしていき、麻酔クリームを塗って痛みを減らしてから注射します。1部位あたり約5分程度で、1回の注射後約2週間の期間をあけて次の注射をします。

副作用はあるの？

稀に1週間程度、発熱感、発赤やかゆみ、部分的にしこりを触知したり、または筋肉注射後のような軽度の鈍痛を感じることもありますが、次第に解消してきます。

足のムクミの場合は？

利尿薬が効果的である場合があります。身体の電解質バランスをみながら、処方する事が重要です。通常のムクミであれば1日1回の内服で、改善が期待できます。

顔のエラの場合は？

ボトックスのエラ注射が最適です。筋肉量を減らす事が出来ますので、全身のダイエットをすることなく、顔の大きさのイメージを変えられます。