ワキガ 多汗症|脱毛 その他|教えて看護婦さん美容医療の教科書

ワキガ 多汗症

ワキガとは

ワキの汗は、誰でも気になるもの。
通常かく汗はエクリン腺から分泌される汗で、アポクリン腺から出る汗が臭いの原因とされています。
アポクリン腺からの汗が分泌される汗に含まれる脂肪酸などの物質が細菌に分解されたときに生じる臭いがワキガとされています。

ボトックス注射とは

ボトックス注射は発汗をしやすい夏に服についてしまう汗染みをおさえるためにも利用されます。
このため、手術をせずにワキガや多汗症を治療したいといった方におすすめになり、ワキだけでなく、手、足などの汗にも有効となります。 手術をせずにボトックス注射をすることによって、一時的に汗の量を制御する事が出来る治療と言えます。

ボトックスといえばシワに対する治療を思い浮かべる方が多いと思いますが、アゴ(エラ)の筋肉に打てば小顔に、ワキに打てば制汗効果を得る事が出来ます。ただし、完治するわけではありませんが、メスをつかわないので痛みなどを心配する必要はありません。

治療方法

まず、汗の出るエリアを問診でお聞きします。 その後、痛み止めのクリーム麻酔を塗っていただき、細い針を刺した際の痛みを少なくする様にします。
注入は、30Gという極めて細いハリを使います。麻酔のクリームとアイスノンで冷やす事によって、痛みは我慢できる範囲という方が多いのが、このボトックス注射によるワキ汗予防になります。

気になる効果維持期間は、個人差はありますが3ヶ月から半年程度になります。
効果は注入量にもよりますので、しっかりとした量(単位数)を注射してもらうほうが、効き方がしっかりする傾向があるという患者さんが多いです。

多汗症の悩みで、手に汗をかいてしまう方も多いと思います。
ワキと同じ作用で、てのひらにも同じ効果が期待できます。

ただし、この場合、イントリンシックマッスル(手のヒラに内在する筋肉)に注射の影響が無いように打たなければいけません。また、手のひらは非常に痛み刺激に敏感なので、麻酔の方法も効果の強いものを使用します。

 
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