シミ ソバカス|しみ しわ ほくろの悩み|教えて看護婦さん美容医療の教科書

シミ ソバカス

シミ ソバカスを除去するには、外用薬であるトレチノインやハイドロキノン、APPSなどの薬剤が有効ですが、存在する部位、深さによって有効であるかどうかが変わります。

シミの色合い?深さ?

シミは色合いが気になる程度で、どの位の深さにあるかなんて、気にした事が無いわというヒトも多いと思います。シミの色合いの基であるメラニンは、その深さによっても色調が異なり、浅いと褐色、中間で黒色、深部だと青色といった色に変化して眼に到達します。


図:浅いシミと深いシミ

表皮にあるシミはターンオーバーを利用できるので外用薬でもレーザーでも改善が期待できますが、深い真皮層に原因のあるシミは、真皮層にはターンオーバーが無いので外用薬では改善が難しく、レーザーを使う以外に方法が無くなってしまいます。

浅いシミを目立ちにくくするには?

それでは、浅いシミには何が効くのでしょう。
 ●HQ(ハイドロキノン)
 ●RA(トレチノイン)
 ●APPS(ビタミンC誘導体
それぞれ、表皮のシミに有効ですが、その機能はHQがメラニン産生の抑制効果、RAはビタミンAによる新陳代謝の活性化で表皮からのターンオーバーを促進効果、APPSはメラニン色素の還元、及び、紫外線などの酸化シグナルからメラノサイトを守るという役割を基にしています。

そのほかのシミ

そのほかに、ホクロや扁平母斑、脂漏性角化症、遅発性太田母斑など、シミと称されるものは様々な種類があります。
深いものはQスイッチ付きルビーレーザーを要し、複数回の照射を必要とする場合もあります。
まずは、シミの種類を見極めてもらい、外用薬が有効なのかを診察で判断してもらう事からはじめるのがオススメです。

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